【初心者向け】メタマスクの基本的な使い方 Part.3 ~Polygon設定・ネットワーク切り替え編~

こんにちは!JPYCです。
前回に引き続き、メタマスクの使い方を見ていきたいと思います。多分、メタマスクの基本的な使い方シリーズの最終回になります。
つまり、この回までしっかり理解できていれば、メタマスクの使い方をマスターしたってことになりますね。
【前回までのまとめ】
〇 ウォレットが何かわかり、メタマスクがわかる。
〇 メタマスクの登録ができる。
〇 トークンの追加方法。
〇 ウォレットの復元方法。
〇 必要手数料の見方。
〇 取引履歴について。
もしまだの方は、下記のリンクからどうぞ。
【初心者向け】メタマスクの基本的な使い方 Part.1 ~ウォレット作成・送付・接続編~
【初心者向け】メタマスクの基本的な使い方 Part.2 ~トークン追加・復元・取引履歴編~
今回は、メタマスクの基本的な使い方 Part.3なので、よりメタマスクを理解できる・使いこなせるようにしてくのが目標です。
この記事で学べる、具体的な内容はこちら。
【学べること・できること】
〇 ネットワークの違いがわかる。
〇 Polygonネットワークの追加。
〇 ネットワークの切り替えができる。
〇 ブリッジでネットワーク間のトークンの移動ができることを知る。
です。
では、さっそく見ていきましょう。
ネットワークの違いを知ろう。
これまでメタマスクの使い方の記事で、イーサリアムネットワークを例にしてきました。
このネットワークというのは、なんなのでしょうか。
簡単に言えば、島です。
イーサリアムという島があります。ほかにもPolygonという島もあります。その島の中で、みな各々野菜や果物、お肉、魚、穀物(トークン)などを持っている状態です。
そして、野菜を魚に、お肉を穀物に、、、のようにトークンとトークンを交換したり、保管したりしています。※トークンとは、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産やJPYCのこと。
ざっくりこんなイメージで覚えておきましょう。
実は、ネットワークというのは無数にあります。
xDai、Shiden、TERRA、SOLANA、RONIN、AVALANCHE、FANTOM、ARBITRUM、COSMOS、HARMONYなどです。
JPYCを購入して、受け取れるネットワークは、イーサリアム、Polygon、xDai、Shidenになります。
つまり、JPYCを購入すると、指定した島でJPYCというものを受け取り、その島の中で使えるという感じです。
中でもPolygonは、JPYC購入者が多いネットワークになります。なので、次はこのPolygonについて解説します。
Polygonが生まれたわけ。
Polygonというのは、イーサリアムの問題点を解決するために生まれたネットワークです。
これはどういうことかというと、イーサリアムのネットワークは昨今利用者が増え、トークンの取引の量も多くなりました。その結果、取引に使われる手数料が高くなり、かつ、取引の処理スピードも遅くなったわけです。
簡単に言えば、みんながネットを使って、回線が混み合っているような状態です。
そのため、早く取引したいなら、手数料を多く払う必要が出てきます。その結果、手数料の高騰につながりました。
これらの問題を解決するために生まれたのが、Polygonという処理が早く、そして、手数料を安いネットワークでした(昔はMATICという名前でした)
ただし、あくまでイーサリアムのネットワークをベースにしているため、トークンの移動などは簡単にできます。
引用:https://polygon.technology/stats/
参考にイーサリアムとPolygonのネットワークで、取引にかかる手数料を見ていきましょう。
左にあるInteractionsは、取引内容と理解してもらえればいいですが、どれもイーサリアムのネットワークの手数料の高さが目立ちますね。
ETH Transferで見てみると、イーサリアムの場合$6.63(約700円)で、Polygonの場合、$0.005727(約0.6円)と1000倍以上手数料に差があります。ほかのも同じように大きく差があります。
つまり、イーサリアムネットワークで取引すれば、取引の金額以上に手数料がかかる(100円のものを買うのに、1000円の手数料を払うようなイメージ)ということもあるのです。
そのため、ユーザーとしては、手数料の安いPolygonネットワークを使うのが賢明だといえるのです。だから、JPYC購入者もPolygonネットワークでの受け取りを指定するわけです。
Polygon公式サイト(https://polygon.technology/)
Polygon公式ツイッター(https://twitter.com/0xPolygon?s=20)
Polygonネットワークを追加しよう!
メタマスクにPolygonを設定するには方法が、3つあります。
①JPYC Appsにウォレットを接続する方法
②手入力で設定する方法
③chainlistで設定する方法
では、各々解説していきます。
Shiden Networkの追加をしたい場合は、下の記事で解説していますので確認ください。
JPYC on Shiden Networkの使い方~ウォレット設定及びネットワーク間ブリッジの方法について
①JPYC Appsにウォレットを接続する方法
JPYC Appsを開き、右上にあるウォレット接続をします。
メタマスクとの接続の確認画面になります「次へ」に進み、承認しましょう。
接続が完了すると、右上に自分のアドレスが表示されます。
次に、その隣にある「Ethereum」をクリックしましょう。
ネットワークを選択という画面が出てくるので「Polygon」を選択しましょう。
そうすると、ネットワークの追加を許可しますかという表示が出るので「承認」します。
これで、Polygonネットワークの追加が完了します。
②手入力で設定する方法
メタマスクを開き、右上の黒丸3つ(︙)をクリック。そして、「ビューの展開」をクリックします。
開いた画面右上にある「Ethreumメインネットワーク」をクリックします。
.png?width=380&name=%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%20(2042).png)
そして、一番下にある「カスタムRPC」をクリックします。
入力画面が開きますので、必要事項を入力していきます(コピー&ペーストでOK!)
【ネットワーク名】⇒ Polygon Mainnet
【新規RPC URL】⇒ https://polygon-rpc.com/
【チェーンID】⇒ 137
【通貨記号】⇒ MATIC
【ブロック エクスプローラーの URL】⇒ https://polygonscan.com/
問題なければ、保存を押します。
画像のように、右上がPolygon Mainnetになっていれば、設定は完了です。
③chainlistで設定する方法
では、③chainlistで設定する方法を解説していきます。
まずは、下記サイトに行きます。
https://chainlist.org/
その後、①の「CONNECT WALLET」をクリックし、メタマスクと接続します。
接続が完了したら、検索欄に「matic」と入力して、出てきた「Matic Mainnnet」の「ADD TO METAMASK」をクリックしましょう。
次に出てきた画面で「Approve」をクリックします
「Switch network」をクリックします
画像のように、右上がmaticになっていれば接続完了です。
ネットワークの切り替えができるようになろう!
続いて、ネットワークの切り替えができるようになりましょう。
これはどういうことかというと、冒頭に現在多くのネットワークがあるという話をしました。
JPYCをイーサリアム、Polygon、xDaiで各々10,000JPYC購入した場合、
イーサリアムネットワークに、10,000JPYC
Polygonネットワークに、10,000JPYC
xDaiネットワークに、10,000JPYC
というように、ネットワークごとに、保管されます。
そのため、今日の取引はイーサリアムネットワークのJPYCでやろう!と思ったら、ネットワークをイーサリアムにしないといけません。また、ほかも同じです。
サイトによっては、イーサリアムネットワークのみ対応だったりすることもあります。その際にも、ネットワークの切り替えが必要になります。
先ほど登録したPolygonネットワークから、イーサリアムネットワークに切り替えてみましょう。
ネットワークの切り替えをやっていきましょう。
まずは、メタマスクを開きます。そして、上にある「Polygon Mainnnet」をクリックします。
クリックするとこのようになりますので、イーサリアムネットワークを選択します。
はい、これでネットワークが切り替わりました。
他のネットワークの場合も同じ手順なので、違う場合は使うネットワークを選択くださいね。
ブリッジで、違うネットワークにトークンを送る!
最後にブリッジというのは、異なるネットワーク間でトークンを移動することを言います。
ネットワークの説明で、ネットワークというのは島みたいなものですということを言いました。
これで考えると、島からほかの島へ、食材(トークン)を運ぶこと。これがブリッジということです。
ちなみに、ブリッジは英語で表すとBridge。日本語では、橋を意味します。
ただ、島によっては、このトークンは使えないよ。需要ないよ、、、ということもあります。そもそも、島と島に橋がかかっている(ブリッジができる)とも限りませんから注意しましょう。
もちろん、ブリッジには手数料がかかります。
イーサリアムネットワークとPolygonネットワーク間のブリッジには、Polygon Bridgeという場所を使って行えます。
https://wallet.matic.network/bridge
メタマスクの基本的な使い方 ~Polygon設定・ネットワーク切り替え編~のまとめ
ということで、今回解説した内容はこの通りです。
〇 ネットワークの違いがわかる。
〇 Polygonネットワークの追加。
〇 ネットワークの切り替えができる。
〇 ブリッジでネットワーク間の通貨の移動ができることを知る。
でした。
これにてメタマスクの使い方は、ほぼほぼマスターしたといえるでしょう。おめでとうございます!
あとは、このメタマスクを使って、自由に楽しんでくださいね。
今後も、皆さんが疑問に思ったことを調べて、お伝えしていきますので、気軽に質問お願いしますね。