こんにちは、JPYCです。
今回は、シークレットリカバリーフレーズを使って、メタマスクの復元を行いたいと思います。
もくじ
ウォレットの復元とは。
ウォレットの復元するときというのは、例えば使っているパソコンやスマホなどの機器を新しくしたり、アプリなどの不調により再ダウンロードしたりするときに行います。
また、パスワードを忘れてしまった場合にも復元を行うことで、パスワードの再発行が可能となります。
これまでの記事でウォレットとしてメタマスクを紹介してきましたが、ほかのウォレットも実はあります。
これまでメタマスクを使ってきたが、別のウォレットを使いたいとなった場合にもこの復元することで、新しいウォレットで利用することができます。
では復元を行う場合、なにが必要かというとシークレットリカバリーフレーズになります。
シークレットリカバリーフレーズの確認方法
シークレットリカバリーフレーズ?となった方は、再度メタマスクの作成方法の記事を読んでいただき、シークレットリカバリーフレーズがどういうものなのか理解してください。
そして、まだメモ等していないかたは、メタマスクが開ける限りは確認ができますので、確認しメモをしっかりしましょう。
では、メタマスクでシークレットリカバリーフレーズを確認する方法を見ていきます。
まずは、メタマスクを開き、右上の部分をクリックします。
「設定」をクリックします。
「セキュリティとプライバシー」を選択
「シークレットリカバリーフレーズを公開」を選択
メタマスクのパスワードを入力し、「次へ」
長押ししてSRP(シークレットリカバリーフレーズ)を表示をします。
シークレットリカバリーフレーズを確認することができます。
少し話はそれますが、このシークレットリカバリーフレーズはBIP-39という規格の元作られています。
下のBIP0039 一覧のリンクを開いてもらえればわかりますが、2048個の単語から12個を選び、並び替えたのがシークレットリカバリーフレーズになります。
また、このシークレットリカバリーフレーズは、先頭の4文字(例、avocado→avoc)が保管してあれば、一覧から探すことが可能です。
そのため、メモするときに単語すべてをメモする必要はありません。
BIP0039の一覧
https://github.com/bitcoin/bips/blob/master/bip-0039/english.txt
シークレットリカバリーフレーズを使ったウォレットの復元方法
では、ウォレットの復元方法について、みていきます。
新しく切り替えたい機器で、メタマスクを再度インストールします。そして開いた画面で「既存のウォレットをインポート」をクリックします。メタマスク公式サイト:https://metamask.io/
メタマスクが改善のため、データを取得しますというものです。「I agree(同意する)」を選択します。
そして、シークレットリカバリーフレーズを入力します。この場合冒頭4文字ではなく、すべての単語を入力してください。
新しいパスワードを「新規パスワード」に入力し、「ウォレットをインポート」
これで、ウォレットの復元が完了しました。
ただし、トークンやネットワークの情報は再設定する必要があります(トークンの残高はちゃんと残っていますので、安心ください)
Polygonネットワークなどのほかネットワークを利用する場合は、再度ネットワークの追加が必要です。
ほかのJPYCなどのトークンを表示したい場合は、トークンの追加設定が必要です。
メタマスク以外のウォレットで使いたい場合は、同様に既存のウォレットを利用するを選択し(表現はウォレットにより異なります)、シークレットリカバリーフレーズを入力することでメタマスク以外でのウォレットが利用可能となります。
まとめ
ということで、今回はシークレットリカバリーフレーズを使ってメタマスクの復元方法を解説してきました。
一番重要なのは『シークレットリカバリーフレーズをしっかり管理すること』になります。
ここさえしっかりしておけば、どんな時でもウォレットの復元は可能です。